チュートリアル

Trenzボードの使い方

TrenzElectronic社のボードの多くにはオリジナルのUSB-JTAGが搭載され、リファレンスデザインは極めて特殊な方法で配布されています。このため、始めて使う方はかなり戸惑うと思われます。

他の普通の会社の評価ボードとの大きな違いは以下の2点です。

リファレンスデザインにVivadoプロジェクトが含まれない?

普通、FPGA評価ボードのリファレンスデザインはVivadoのプロジェクトファイルをZIP等でアーカイブして配布するのがあたりまえですが、Trenz社のはそうではありません。

Vivadoの.xprプロジェクトファイルや、BlockDesignの.bdファイルはありません。

Trenz社の配布方法は、RTLファイルと、TCLスクリプトと、バッチファイルと、若干の設定ファイルのみが配布されています。与えられたバッチファイルを起動するとTCLスクリプトが動いて元のxprやbdなどを再構成するという仕組みになっています。

このため、ダウンロードするサイズが非常に小さくコンパクトにまとまっている上、gitなどでのバージョン管理がしやすい素晴らしい仕組みです。(なお、Trenz社ではsvnを採用しているようですが)

ただ、このような方法でサンプルプロジェクトを配布している会社は他にはなく、最初はかなり異様に感じます。このチュートリアルではTrenz社ボードのプロジェクトの作成方法を説明しています。

Vivadoから認識できるUSB-JTAG

Trenz社のボードの多くはDigilent社互換のUSB-JTAGを採用しています。多くはFT2232というチップを使って2chのUSB-シリアルを作り、その片方をUSB-COMポートとして、もう片方をUSB-JTAGとして使用しています。

このUSB-JTAGはVivadoから認識できるので、Trenz社のスクリプトを使ってプログラムのダウンロードができるようになっています。

 

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