Trenzプロジェクトのビルド方法
プロジェクトをビルドする方法は3通りあります。
- バッチファイルで実行する
- スクリプトでVivadoを開いてからVivado上でビルドする
- Vivadoプロジェクトを開いてからVivado上でビルドする
このうち、バッチファイルでZYNQ用のプロジェクトを実行した場合は、boot.binの生成まで行われます。(ただし、Trenz製のU-bootとTrenz製のFSBLがリンクされる)
Vivadoからビルドした場合はbitstreamの生成までなので、boot.binの生成は自分で行う必要があります。カスタムLinuxを実行したい場合はTrenz製のU-bootとFSBLは使用しないので、後者のほうがよいでしょう。
① バッチファイルで実行する方法
design_run_project_batchmode.cmdを実行します。
以下のような画面が流れ、ビルドが行われます。特に早くなるわけでもないので、Linuxのマシンにリモートログインしてビルドする場合には有益かもしれません。
最後に、Run project finished without Error.と表示されれば成功です。
Bitstreamファイルはvivado\test_board.runs\impl_1フォルダに、
zsys_wrapper.bitという名前で作られます。
ZYNQ用のスクリプトではBoot.binの生成まで行われます。
Zynqberryの2017.4用のプロジェクトでは
prebuilt\boot_images\m\hello_te0726
および
prebuilt\boot_images\m\u-boot
用のboot.binが生成されました。
Generate Boot.bin for Application: hello_te0726 INFO: [TE_SW-37] Start BootGen: Run "exec bootgen -image boot.bif -w -o BOOT.bin" in D:/te0726/test_board/prebuilt/boot_images/m/hello_te0726 Please Wait.. ------ INFO: [TE_EXT-3] Command results from BootGen "exec bootgen -image boot.bif -w -o BOOT.bin": ------ Create prebuilt BI (hello_te0726) report Generate Boot.bin for Application: u-boot INFO: [TE_SW-37] Start BootGen: Run "exec bootgen -image boot.bif -w -o BOOT.bin" in D:/te0726/test_board/prebuilt/boot_images/m/u-boot Please Wait.. ------ INFO: [TE_EXT-3] Command results from BootGen "exec bootgen -image boot.bif -w -o BOOT.bin":
② スクリプトでVivadoを開いてからVivado上でビルドする方法
vivado_open_existing_project_guimode.cmdでVivadoを開いて、Generate Bitstreamを行います。
DOS窓を閉じるとVivadoも終了してしまうので、注意が必要です。
BOOT.binの生成までは自動で行われないので、ご注意ください。
③ Vivadoプロジェクトを開いてからVivado上でビルドする
通常のVivadoプロジェクトのように、Vivadoでxprファイルを開き、Generate Bitstreamを行います。
BOOT.binの生成までは自動で行われないので、ご注意ください。