開発環境のセットアップ
Trenzボードの開発環境の構築で必要なものは下記のとおりです。
- Virtual BOXとUbuntu 16.04(あるいはCentOS7など)
- XILINX SDK 2017.1~2017.3 (2017.2が推奨)
- 上記仮想環境にSDKを入れる
- Vivado LabToolsをダウンロードし、インストール(もしくはVivado本体でもよい)
- Ubuntuの追加パッケージ
- XILINXサイトからU-Bootソースをダウンロード
- XILINXサイトからLinuxカーネルをダウンロード
- TrenzサイトからZynqBerryとTE0720のプロジェクトをダウンロード
XILINX SDKのバージョンの違い
推奨はSDK2017.1です。TrenzのプロジェクトはVivado2017.1で作られていました。 最近は2017.2で作られたプロジェクトも出てきているのでSDKも2017.2でよいかもしれません。 SDKの2017.3にはarm-linux-gnueabihf-gccがないのでお勧めではありませんが、動かないことはありません。
Ubuntuに追加パッケージ
インストールしたばかりのUbuntu Linux 16.04でXILINX SDKを使ってLinuxなどをビルドするには、
最低限下記のパッケージが必要です。
$ sudo apt-get install git git-email
$ sudo apt-get install ncurses-dev
$ sudo apt-get install lib32z1
$ sudo apt-get install lib32ncurses5 lib32stdc++6
$ sudo apt-get install device-tree-compiler
$ sudo apt-get install u-boot-tools
$ sudo apt-get install libssl-dev
パスと環境設定
Linuxにログインしたのち、 SDK2017.1,2の場合は
export CROSS_COMPILE=arm-xilinx-linux-gnueabi-
source /opt/Xilinx/SDK/2017.2/settings64.sh
SDK2017.3の場合は
export CROSS_COMPILE=arm-linux-gnueabihf-
source /opt/Xilinx/SDK/2017.3/settings64.sh
を実行してください。