チュートリアルのための準備
論理合成ツール
作業にはXilinx Vivado Design Suite か Xilinx Vivado Webpack および、ザイリンクス ソフトウェア開発キット (XSDK)が必要となります。
ダウンロードは以下のリンクから行えます。(Xillinxアカウントの登録が必要です)
http://www.xilinx.com/products/design-tools/vivado/vivado-webpack.html
VivadoおよびSDKのバージョンは2015.4を用います。
Vivado 2016.1だと、prebuildされたデザインの書き込みはできましたが、
vivado_create_project_guimode.cmdファイルなどでのプロジェクト作成の際に、ブロックデザインを読み込めないとのエラーが発生しました。
また、注意として、VivadoとSDKはなるべく同じパス(例えば C:\Xilinx)においた方がよいです。
cmdファイルのパスは XILDIR としてまとめて管理されるため、別の場所におくと一部のcmdファイルがエラーとなります。( sdk_create_prebuilt_project_guimode.cmd で確認 )
リファレンスデザイン
先のページ を参考にしてリファレンスデザインのダウンロードを行ってください。
このチュートリアルで用いるリファレンスデザインは
TE0726-test_board-vivado_2015.4-build_32_20160504103256です。
リファレンスデザインはたびたび更新されているので最新のものをチェックしてください。
ドライバのインストールと接続
ZynqBerryのMicroUSBのコネクタをパソコンをつなげると電源が入ります。
正しく接続されている場合はデバイスマネージャーから図のようにシリアルポートとして認識されます。
また、XILINXのVivadoからもOpen New Hardware Targetで認識されるようになります。
もしそうなっていない場合、以下のことを試してみてください。
・デバイスマネージャーの「ほかのデバイス」の欄で、「Digilent USB Device」として認識される場合
以下のリンクからDegilent Adeptをインストールします。
Digilent AdeptでダウンロードするべきものはAdept 2.16.4 Systemで、中に入っているRunTimeをインストールします。
Windows8以降ではしばらく放っておけば自動的にドライバがダウンロードされるかもしれません。
http://store.digilentinc.com/digilent-adept-2-download-only/
・USB Serial Converterが表示されていない場合
以下のサイトからVCPドライバをインストールしてみて下さい。
http://www.ftdichip.com/Drivers/VCP.htm
・「USBデバイスが認識されません。このコンピューターに接続されているUSBデバイスの1つが正しく機能していないため、Windowsによって認識されていません。」というメッセージが表示される場合
USBケーブルを交換して試してみたり、それで改善しない場合、以下のリンクを参考にしてPCの再起動などしてみたらよいと思います。
http://freesoft.tvbok.com/tips/windows/connect_usb.html
他の環境
このチュートリアルではOSはWindows 7を使います。
また、シリアル通信を表示するアプリケーションとしてTera Termを使います。
これは好みでお好きなものをお使いください。